ayacollette

初舞台


息子の初舞台 杉並公会堂 小ホールにて。
ベートーベンのト長調のメヌエットとシベリウスのアンダンテフェスティーボを弾く。

自分のライブの100倍くらい緊張して客席で脇汗かいた。

当の本人は アー楽しかった!人の前で弾くの気持ちいいね、かぁさん。とぬかす。
こいつ 大物になるか?いや、ただ何も考えてないだけなのか・・・?

この日のために日々積み重ねてきた練習の時間を讃えたい。続けてコツコツ
それこそが何より大切なこと。美味く弾けたかどうかは本当はどうでもいいのだ。

彼の人生の中でどんな形にせよジャンルはなんでもいい、 
音楽 というものが 大切な存在になってくれたらいいな。
音楽が傍にある人生は とてもいいものだから。
他にも楽しいこと一杯あるけどね、音楽も彼の人生を豊かに楽しくしてくれるに違いないと思う。

幸いにも彼は音楽が大好きだ。数セントの音程の違いも聞き逃さない。

小学生か中学1年生くらいの子がバイオリンでバッハのコンチェルトを弾いていた。
上手い下手はともかく その難曲を弾くのに 彼がどれだけ努力を重ねてきたんだろう、たまには弾きたくない日もあっただろうに。おかあさんに叱られながらイヤイヤやった日もあるだろうに。それでも時間を重ねて重ねてこの舞台に立って無心で弾いている。そう考えると、どこのだれだか知らない子供が弾いているのに 目頭が熱くなってきた。

子供の一生懸命は 無条件で感動的だ。