もし母が生き返ってくれたとしたら
母の作ったちらし寿司がもう1度食べたいと思う
こんな蒸し暑い日は寿司が食べたくなる
母は郷土の伝統的な作り方で
レスケという白身のお魚を焼き
身をほぐして昆布と共に酢につけて魚から出る
旨みを寿司酢にうつして(身は絞って捨てる)寿司めしを漬けていた
この一手間が
味に深みを出し酷の在る寿司になるんだと思う
レスケは東京では見かけないから
普通の寿司酢でやっちゃう
なんか一味ものたりない
もう1度 母の味が食べたい と
できないことがわかりきってることを
ふと
誰しも思うものなのかな