abricotier’s cake
寒さを感じるようになると
甘みが恋しくなる。
子供にも3歳までは甘いものは与えてはいけないと
言われているのに すっかりケーキのおいしさに目覚めさせてしまった。
これがいい。
息子が決まって指さすのはいちごのショートケーキ
歯医者に通いながらケーキを食べるのって
どうなんだろう・・と思いながら
寒い時期の甘いものはやめられない。
出産後 歯がガタガタになった。
髪もかつらができるんじゃないかってくらい抜ける。
まさに身を呈しての子育てとはこのことか。
先日 おやじが 死んだ
という話を友人がしていたら
あ、うちも 今年 おやじが 死んだ。
と ライブハウスで仲間達が話していた。
そういう年代なのだ。
近頃よくおもう
私が生きているうちに
子供に与えてあげられるものって
我が家の場合は何だろう。
数学やスポーツは苦手
英語も苦手だ。手先も不器用で体力もそんなにないから
過酷な旅行も連れてはいけないし。
考えてみると
我が家には 音楽 しか
転がっていないこの現状
朝から晩までノンジャンルで何かの音楽を浴び続けている
いまの子供達はどんな音楽を創作する人になるんだろう。
なけなしのお小遣いで1枚のレコードを必死に買い漁っていた
我々とは 桁違いの音経験をしている。
だけどアルバム1枚を
時間をかけて聞き込んで聞き込んで聴くスタイルも好きだ
こういう体験がこの子たちは
だんだんできなくなるんだろうなぁ
限られた情報だったからこそ
得られた時間もあった
時はもどらない。