ギター録り二回目終了
すべて録音はおわり これからミックスに入ります。
脅威的な集中力で音楽に向き合うギタリスト塚本功くんに圧倒されながら 音が産まれてくる現場に立ち合う喜び。
そう、20年以上も歌っているオリジナル
恋するミラノ みんなが好きだから
50代のミラノも入れたいと この曲に
もう一度向き合ってみました。
ギター入れをお願いしたら
wow!
誰もまだ出会ったこともない
恋するミラノに出会いました。
こんな世界があったんですね。
音 言葉 リズムどれもこれもぎゅうぎゅうに
詰まってる曲なので これにどうやって入れと?と思案されてきたかつての共演者達。
あなたが 楽しくなる感じで入ってください。と一つだけお願いする。
何かしら閃いたかのように
何かしら遊んでみます。と一言言って
物凄い集中力で何かを弾きはじめたギタリスト
それは私がかつて一度も耳にしたことのない
恋するミラノでした。
恋するミラノの周りを何か生き物が羽音を立てて飛んでいるかのような 息づく者がそこにいるような存在のギターの音 ちょっとアフリカの市場を歩いているようなデジャブ感
一発オッケーのあと譜面を見せていただく
長年この曲の作曲者として存在していたつもりなのですが 途中2拍になったりするところが何箇所かあり、さらに無茶苦茶複雑な校正になっていたらしいということを 初めて知りました。
ギタリストがおこしてくれた譜面
へぇ。こんなことになっていたんですね?
これ、記念にください。
アヤコレットさんって….(今まで知らなかったんですね?)
たぶん呆れて?ものが言えないギタリスト
申し訳ない。譜面苦手なんです。
一応読めますけど、詩が先にあって曲をつけるのですよ。古くからこの詩はずっと同じ。だから音楽は詩に従属する 常に。もう、30年近くこの曲と共に歩んできた音楽人生。たぶんこの先も。
不思議なのは、歌詞は旅日記で意味は特にないし、こんな拍が半端だったり複雑な構成なのにも関わらずこの曲はなぜかしら?人気があるのだ。子供にも大人にも。3才の少女が あれかけて、あれかけて、と何度もせがむ。という近所の人の話がどれだけ私を励ましてくれたことか。
音楽の楽しみって言葉では言い表せない。
この曲の意味はさっぱりわからなくてもたのしんでいるというプリミティヴな部分に響く何かがあるとしたら恋するミラノ作曲者として光栄だ。
1960年代アメリカ製アンプ いい仕事してくれました。
エンジニア君島結さん お疲れ様でございました。
さあ、ここからが船出です。
アヤコレットは船で行く。(ジャックリヴェット映画 セリーヌとジュリーは船で行く のパクリ)
こんなわたしにもたくさん手を差し伸べてくれる人 友人やデザイナーさん、船出を手伝ってくれる人がたくさんいます。
featuring ギター 塚本功くんありがとうございました。素晴らしい出会いでした。
彼らとゆっくりと、でも確実に歩みをすすめたいと思います。
皆様のところに届けられる日を楽しみにしていてください。