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虫の詩人の館 L’oustal del felibre di tavan

https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1066442-d8564493-Reviews-L_Oustal_del_Felibre_di_Tavan-Bunkyo_Tokyo_Tokyo_Prefecture_Kanto.html

 

ジャン アンリ ファーブルの館に行ってきました(東京都文京区)ここはフランス文学者の奥本大三郎さんのご自宅を虫の博物館にしたもので 虫の詩人 ファーブルに視点を当てた博物館です。(ご自身は虫に自宅を捧げて上野に引っ越されたそうです)JR西日暮里から徒歩10分ほど。根岸小学校そばの住宅街の中にあります。以前訪れたときは虫への知識が今ほどではなかったので 今回ほどの感動がなかったのですが 子供たちの虫への飽くなき情熱を最近感じ、今でしょ これは行かねば。と思い立ち出かけました。
ファーブルの生家の中を再現したお部屋やファーブルの人となりが垣間見れる直筆の原稿やきのこの絵や愛用していた帽子のレプリカなど ファーブルを読んだことある人ならきっと思わずにんまりしてしまう品々が並んでいます。次男あこがれのアルマスの庭(ファーブルが55歳にしてようやく手に入れた「荒れ地「」という名前のつけられた彼の庭)の写真とかラングドックアナバチの観察をした切り通しの写真とか。ファーブル好きにはたまらない。図書館でもう半年以上も借り続け、他の人の予約が入らないのをいいことに通しで3回も読み込んでそろそろ自分のものを手にいれようと思っていた本が 山下さんと奥本さんのサイン入りで置いてあったので迷わず購入。これは虫好きでなくてもおすすめの本です。カマキリ先生でなありませんが 虫から人間は学べることがなんと多い事か。イラストも文章も虫愛に溢れています。

奥本大三郎先生の虫への感謝の気持ちが感じられる虫塚が入口にありました。ふつうならここには自動販売機でも置きそうなところなんですけどね 先生らしいですねとスタッフの方が教えてくださいました。

 

この博物館がさらにいいのは無料だということ。近所の子供が毎日ふらっと立ち寄れるようにとの配慮でそうしているんだそうです。すばらしい。土日のみの開館でボランティアスタッフにて運営されています。いいな 近所にあったら 毎週行っちゃうな。

 

昨日は 生きてる スカラベ・サクレ(フンコロガシ)がいました。エジプト産です。せっせと丸い糞玉を作っていました。他にも生きてるタガメやコオイムシやゲンゴロウなども見られました。昔は私が住んでいた愛媛には普通に田んぼにいたんですけど農薬の多用によりすっかり数が少なくなってしまった水生昆虫たちです。

虫好きでなくても 行ってみると面白い発見があるかもしれません。虫と詩人の館 おすすめです。

これは6歳作 カブトムシ クワガタ標本 いびつですがファーブル好きの卵の片鱗が。