自然の中で子育てをするために
東京の西のはずれにお引越ししました。
家の前には江戸時代から水が枯れる事が無く 今でも古地図と同じ形をした
小さな山があり 近くに縄文時代から人の住んでいた遺跡があったりして
いにしえの人々の生活に思いを馳せたりしながら
その頃と少しも変わっていないであろう
小鳥達のにぎやかな鳴き声で目を覚ますという森の住人の気分です。
古屋の軒先には30年も毎年帰ってくるというツバメが今年も
帰ってきて 子育てをはじめています。
子供は自然の一部だな。大人もほんとはそうなんだけど
自然への馴染み方の速さが断然違います。
毎日毎日 明けても暮れても 森に入って走り回り 1ヶ月余り、
すでに野生化しはじめました。
自転車で山道を走り回り スボンが何枚破れたことか。靴もボロボロになり
驚くほど 衣類の消耗が激しいのも 自然のなせる業でしょうか。。
人生の中で 子育てができるのはほんの少しの間。
コンビニは近くにないけれど
彼らと一緒に大好きなウグイスや沢山の小鳥の声が 日々の生活の中で
心地よく響く中で暮らせる贅沢を
味わっています。
なんだか むくむく新しい曲が作りたくなってきました。
作曲家の武満 徹さんが亡くなる前の20年を
この近くで暮らしていたとか。図書館で武満コーナーを見つけて
うれしくなりました。
もしかしたらここの自然と静寂を好んでお住まいだったのかもしれません。