ayacollette

しろいうさぎとくろいうさぎ


しろいうさぎとくろいうさぎ ガース・ウィリアムズ 著 
まつおかきょうこ 翻訳

絵本とピアノの読み聞かせコンサート
6月5日 14時~ 
花の街(井荻) 朗読 岩本昌子  ピアノ アヤコレット
大人1000円 子供無料 

50年にもわたって読み継がれてきた絵本の名作
「しろいうさぎとくろいうさぎ」を
岩本昌子さんの朗読とピアノでご一緒することになりました。

岩本さんは齢80才を超えてもなお精力的に
朗読の活動をされている方で 
以前 池澤夏樹さん翻訳の星の王子様の朗読をご縁あって
聞きに行ったら 不覚にも涙が出てしまいました。

人に読み聞かせるというのは
いかに自分という存在をを持ち込まないで 読むことが大切か。
こんなにも物語は人に伝わるものなのか。
読んでいる人は イタコのような存在であくまでも作品が生きるように。
これは人間の我とか業とか欲とかもろもろたっぷり
抱えて生きている私には簡単にできるものではなく・・
もう、禅僧のような修行が必要です。

普段から心を清掃してきれいにしておかないと
急にできるものではないだろうな。
なんだかすごい人がいらっしゃるものだなと感動したのでありました。

今回 ご縁あって 岩本昌子さんの朗読にピアノでご一緒します

「しろいうさぎとくろいうさぎ」

小さい頃に読んでもらったという人は多いのではないでしょうか。
いまひとつよく覚えていないとか ピンとこなかった人も多いと
思いますが 大人になって読み返してみると 色々深いなぁと
万人に読み継がれてきた理由が隠されているような気がしました。

子供向けというよりは むしろ大人に読んでもらいたい。
単純に 誰かを好きになって ずっと一緒にいたくなり
そして途中で別れを考えたりして不安になったりするんだけど 
最後には結婚しましたとさ ちゃんちゃん
という筋だけを追うのではなく 

くろいうさぎの心象を追っかけて読み続けてみると
どうでしょう。少し人生を重ねた大人なら 思い当たるかもしれない
好きな人(恋愛に限らず)を想う切なさとか
人を愛するって 誰かを大切にすることなんだとか
いろんな気持ちがよみがえってくるかもしれません。