埼玉で行われている 円空 展 で
たくさんの円空さんの作品に会ってきた
個人所蔵が多い彼の作品は
ふだんはなかなかお目にかかれない。
ザクザク シャシャ
木を彫る音がそのまま聞こえてきそうな
彫り跡も生々しい仏様が並ぶ
一見荒々しいが よく見ると ほっこりしてくる
観音堂に納めていた木像を
子供達がおもちゃにして遊んでいたために
顔がつるつるに剥がれて 木本来の形に戻ろうとしている
木像もある。それはいたたましいというよりむしろほほえましい
民衆 大衆のために生涯10万体の仏様を彫った円空さん
彼の木像は彼自身
そんな気がした