ようやく2年越しの想いが通じて
ルーシーリーを見ることができた
彼女の作品を何かの本で見かけたとき
こんな人になりたい と思った
こんな作品を作る人は
どんな生き方をしていたのだろう
彼女自身に興味がわいた
雨の新国立
彼女の作品はどれも
寄りかからず
1人で凛と立っている
初期の作品にはさほど心ひかれないが
年を重ねるごとに魅力が増して
後期の作品群はためいきがでるほどだ
都市に生き
ひたすらに作品と向き合い
静寂の中でろくろに向き合い
挑戦と改善 緻密な計算
時代を超えて
自分の美を追い求めた彼女の生き方
それが彼女の作品そのもの
憧れの人に出会えた喜びに
うっとりしながら
ついロビーでケーキを食べてしまったら
これがプラスティックの容器にのせられて
出てきてしかもマズい
美術館のロビーではなかなかおいしいものに
出くわさないという鉄則を忘れていた
少し悔しい思いをしながらも
図録を大事に抱え帰宅