ayacollete

ピアノは友達

$アヤコレット ブログ

友人のるみちゃんが近所にカフェをオープンすることになった

グランドピアノを置きたいというので
いろいろ探してまずは私が20年ほど前にお世話になった
国立のムサシ楽器さんにグランドピアノを一緒に見に行く

大学を卒業してすぐ
中古のアプライトをこのお店で買った
留学するまでの2年間しか使わないからと
当時の自分の収入で即金で買えるギリギリの
20万くらいの安いヤマハをたしか買った記憶がある

その時お店のおじさんが
ほんとにこれでいいの?大丈夫?

マジ心配そうな顔をして聞いてきたのが印象的で
今でも忘れない
音大卒業生には物足りないピアノだと
思ったのだろうか
妙に正直なおじさんだなと逆に好印象を持った

20年ぶりにお店を訪問
まだお店があったというのもうれしい

グランドがズラリと並んだショウルーム
yamaha kawai の中に混じって
マホガニーの1925年スタンウェイがあった

やわらかでまろやかで
うっとりする音

あの時代にタイムスリップできる音

300万以上していたが
その価値はあるな

我が家の防音室がもっと広ければなぁ
欲しいなぁ・・

ピアノ素人のるみちゃんにもその音の素晴らしさは
伝わったらしい。

これはわかるわぁ・・いい音ねぇ
目がハート型になる

20年代のスタンウェイによだれを垂らしながらも
現実に戻り予算内でるみちゃんの気に入るピアノを探し試弾する

楽しいな。
いいピアノを何台も弾けるなんて
ピアニストにとっては
ワクワクする時間

中古ピアノは製作年代によって同じ型でも
かなり個体差を感じる
材質や職人さんの腕や弾きこんできた年数なんかによっても
味がぜんぜん違う
ピアノを買うなら 新品じゃなくて
絶対 上質な中古がいいとおもう

なんでも新品がいいとは限らない。
手軽な値段の新品のグランドって
驚くほど軽々しい音がする
材質が昔と違うんだろうなぁ

色々弾いてみて結局るみちゃんが
気に入った音だったのが
70年代のdeaperson
なかなかいい選択だ
鍵盤は象牙で美しいし
安いヤマハやカワイを狙うんだったら
ぜったいこっちがいいとわたしはお勧めする。

即決して帰ろうとしていたるみちゃん。

他は見なくてもいいのか?と
こちらが心配になる

こういうのは 縁だから。と

たまにはいい事言うじゃないか

そうなのだ。ほんとにピアノとの出会いは縁だ

今まで何台のピアノと出会って
別れてきたかしら。
振り返って 1台1台思い出すと
懐かしい友を思い出すような気分になるのだ