20年ぶりに小平のえみこおばちゃんちへチビを連れて訪問
亡き両親の旧友で母とは姉妹みたいに育った人
目には見えないけど
今日は二人してここに来てるよ きっと
親は死んでしまったが
母のように親しんできたひとが
生きていてくれることは
どんなにうれしいことか
彼女の瞳に母が映っていた懐かしき日々
両親は幸せだった・・そう思えば温かい気持ちになる
かわいいお嫁ちゃんが焼いてくれたクッキー
カラフルでチビが気に入ったようす
ようやく鯉のぼりを注文した
叔母達が鯉のぼりか兜を買いなさいと
くれたお祝いが昨年は買いそびれてそのままになっていた
今頃・・
今年のこどもの日には間に合わない
昨年もこの時期そう思っていた
時期がすぎると鯉のぼりの存在すら忘れてしまう
ええい、来年のために買っておこう
よその垣根にたなびく鯉のぼりを指を咥えてみていたが
ようやく手元にくる
こどもの日が過ぎても飾っておこう
あそこんち しまうの忘れてるわっ と一笑にふされても
かまいやしない
なんだか鯉のぼりって好きなのよね
空を泳いでいる姿を見ていると
スカッとする
高知県のどこかで
こいのぼりを川で泳がせるイベントがあるって
人が集まって写真に収めている・・とか
ラジオ深夜便で言っていた
なんてナンセンスな!
だったら池で泳いでる鯉でも見てりゃいいじゃん。
鯉が空を泳ぐからロマンがあるのだ
鯉のぼりは
絶対空を泳いでてほしいな
1週間連続晴れ続きの連休
チビをとーちゃんが国立博物館に連れてってくれるので
今日は自由行動の日
地下鉄でもエレベーターを探さずに
スイスイと乗り換えできることがうれしい
バリアフリーと叫ばれる昨今だが
全部バリアフリーとはなかなかいかない
まだ東京はパリにくらべるとましな方だ
新国立にルーシーリーを見に行くが
ガガーン
今日だけ休館日・・・
せっかくチビ抜きでゆったり鑑賞しようとおもっていたのに
しゃーないから東京ミッドタウンでブラブラ
天上4階まで吹き抜けで開放感たっぷり
少し読書
茨木のり子さんの詩集を読む
cdを買いに表参道へ移動
お腹が空いてどこか食べに入りたいが
1人ではいまひとつどれも入りにくい
1人の外食は苦手だ
ファーストフードが関の山
結局ひもじい腹を抱えて
高円寺へ戻る
あまりにひもじいので
駅前のマックでごまバンズエビフィレオにがっついていると
チビととーちゃんが帰ってきた
今日1日で日に焼けたようす
昨日転んですりむいた鼻の頭の傷が
お日様のおかげで乾燥してる
オカエリー
国立博物館で仏像を鑑賞してきたチビ
仏像のあまりにおだやかな佇まいに
心穏やかになり
途中からスースーとお眠りになっていたらしい
ようやく2年越しの想いが通じて
ルーシーリーを見ることができた
彼女の作品を何かの本で見かけたとき
こんな人になりたい と思った
こんな作品を作る人は
どんな生き方をしていたのだろう
彼女自身に興味がわいた
雨の新国立
彼女の作品はどれも
寄りかからず
1人で凛と立っている
初期の作品にはさほど心ひかれないが
年を重ねるごとに魅力が増して
後期の作品群はためいきがでるほどだ
都市に生き
ひたすらに作品と向き合い
静寂の中でろくろに向き合い
挑戦と改善 緻密な計算
時代を超えて
自分の美を追い求めた彼女の生き方
それが彼女の作品そのもの
憧れの人に出会えた喜びに
うっとりしながら
ついロビーでケーキを食べてしまったら
これがプラスティックの容器にのせられて
出てきてしかもマズい
美術館のロビーではなかなかおいしいものに
出くわさないという鉄則を忘れていた
少し悔しい思いをしながらも
図録を大事に抱え帰宅
ブラッド・メルドーBrad Mehldauの新譜が
エンドレスでかかっている我が家
キースジャレットのヨーロピアンカルテットに
パットメセニー的な感覚が混じったような印象を受ける
とても聞きやすいアルバム
これをかけると室内に
今の時代の空気が流れる
彼は名前の感じからフランス人かと思っていたけど
アメリカ人らしい
同世代の人が作る音楽
とても共感できるサウンド
これを聞いている時点で
厳密にはこれはすでに過去の音楽なのだけれど
同じ世代の人が作っている作品って
なんでもそうだけれど
何かわかりやすい記号のようなものが
作品や音の中に織り込まれ
こちらに切々と訴えてくる
メロディやリズムやコードなんかも
ちょっとここはストレートじゃなくて
すこし変えたかったのよね
みたいな部分が手に取るようにわかる
メルドーを聞きながら
えらい静かやなぁと
思っていたら ティッシュ遊びに夢中になっていた
コラッ
も効果なし
些細なことで怒らないよう怒らないよう・・・
スズランの香りに癒されよう
とうとう断念して
歯医者に通いはじめた
やることいっぱいあるな こりゃ
歯科医がいう
出産前後の悪しき乱れた食生活により
虫歯が増えてしまったらしい
たしかに
食べて 寝かせる を
くりかえし
子供の世話に必死で
歯磨きはせいぜい1日2回が関の山
なのに間食はのべつまくなし
たしかに虫歯のできやすい環境だった
診察台にあがっている間中
看護士さんがチビを見ててくれるのだが
延々と泣き叫び続ける
電車の音がするおもちゃ本で
あやしてくれてたら
カン カン カン
警笛の音にあわせて
エン エン エン
新幹線の音ゴーーーゴーーーに
あわせて ビエーービエーー
延々と泣きながら
出てくる音にあわせて
キーやリズムを変えながら
泣いているのが診察台の上で聞こえてくる
治療終了後
この子出てくる音にあわせて
キーをかえて
泣くんですね
絶対音感あるんじゃないですか?笑
看護士さん 笑いながらほめてくれる
褒められてうれしいような・・・
でもそんなことより
かーちゃんいなくても
泣かないでいてくれるように
早くなってくれないかなぁ
四国は松山のフラメンコギタリスト 青木さんが
上京され 我が家へいらっしゃることになった
彼が作曲 今治の海カフェの優子さんが作詞した曲を歌って欲しいという
依頼をいただいた
ギター歴45年の彼が
なんども推敲を重ねに重ねて
ようやく完成をみた曲は
古きよき唱歌のような
さわやかで正統的名曲にしあがっていた
地元の小学校の音楽の教科書に
載っててもよさそうなかんじだ
この曲の打ち合わせに
わざわざ我が家まで出向いてくださるというのだ
(チビの好きな苺を差し入れに伴って)
1度聞いたらあたまで
リフレインする曲
なぜだろう
だれかが歌っているのを
1度も聞いたことないというのに
自分で1度歌ったら
ずっと頭の中で誰かが歌っているような
こういうのが名曲
として残っていくのかもしれない
近頃 譜面書きにいそしんでいる
自分の曲は今まで一度も正確に譜面にしたことがない
人に頼まれて他人の曲を久々に譜面書きしている
人の書いた曲を譜面におこす作業は
意外とためになる
自分じゃぜったい使わないコード進行だったり
はずかしくなるようなメロディが意外にいいなと
思ったり・・・
ひたすら邪魔ばかりするチビを
背中に巻きつけて・・
子育ての極意
乳児の時は肌を離さない
幼児の時は手を離さない
子供になったら目を離さない
どっかの園長先生が言ってた
いいこと言うな
少しずつ親から離れていくもの
ほんとうに今は
肌さえ触れ合っていれば
なんたって機嫌がいいのだ
いずれ離れて行くことを思えば
今の腰痛なんてたいしたことない
・・・・・と
四国からギタリスト青木氏が
訪問
遠路はるばる車で東京まで来たのだそうだ
handy video recorder zoom
なるハイテクなビデオカメラを設置し
歌とギターで3テイク録音
小さいけど画像もきれい
このままユーチューブにながせるんだそうだ
いや・・チビを背負いながら歌っている
あまりにも
所帯じみているので流さないで欲しいけど・・・
お昼
4時間かけて
煮込んだ牛肉の赤ワイン煮込みを
召し上がってもらう
この日のためにはりきって煮込みすぎて
やわらかくなったはいいが
肉の大きさが半分になってしまった・・
形が崩れないように煮込むのは
難しい・・・
チビ助は買ってもらった
マンダリンオレンジに夢中
フェルナンデスの弾く
ラテンアメリカギター曲集が昔から好きで・・と
かけていたら
バーデンパウエルから
イエペス パコデルシア・・・
ギタリストの興味深い話をしてくれた
夜
前菜であまったエビをつかって
ベトナム風生春巻きを作る
われながら上手にできニンマリ
ギター フェルナンデスのラテンアメリカ曲集を
聞きながらうとうとしていたら
いつのまにかエリックサティのアルバムになっていた
かれこれ20年くらい前か
サティが巷で流行った時期があった
ホテルやレストランでピアノ弾きの
バイトをしていたころ
よくリクエストされたものだ
あれから自分ではめったにサティを聞かなくなっていた
久しぶりに耳にしたサティ
なんだか憂鬱になるメロディ
これを人はアンニュイともいう。
曲の終わりが長調になって終わる曲が多い
こういう終わり方を
たしかピカデリー終始というんだったな
ピカっとして終わって明るくなるからか?
いや、たぶんピカデリーさんが考えたんだろう・・とか
20年前の当時も同じことを
思っていたことを思い出した
8月31日に代官山のライブハウス
晴れたら空に豆まいて でライブすることになった
ギターを湯川寅彦氏 寅ちゃんに依頼した
寅ちゃんは寅年の年男かと思いきや
兎年なのだ 寅ではなく寅に食べられる方だ・・・笑
チビを誰にお願いしようか・・・
東京の母にひとまずお伺いを
たててみようか・・
保育士志望の若者にお伺いをたててみようか・・
せっかくライブに来てもらっても
子守を頼んだらライブ中にチビが大体泣き出すに違いなく
おちついて聞けず申し訳ない
もう子守に徹底してもらうしかないのだ
ライブが決まったら
まずは子守探し
これがなくては
何も始まらないのであーる