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ありがとう

2014 3/16 試聴室 w/柴田聡子 クリストフ シャルル 貝和由佳子

ご来場ありがとうございました。

京都 緑寿庵清水の金平糖 味わっていただけたかしら。

今回のピンクは苺 ブルーは天然サイダー 白はレモンでした。

この金平糖は日本でただ1軒 金平糖専門に作り続けている
京都 緑寿庵清水 のもので 職人さんが このイガイガの形を作り出すのに
じっくり炒り続け2週間も手間をかけてこの形を作るんです。
味は本物の果実を入れて味付けされています。

スピードの時代にこんなにのんびりした工程で
作られてるこんなに小さなお菓子があることが
なんだかうれしくなります。

よくお茶席で使われているようで 亡き母も大好きな金平糖でした。

季節季節のフルーツが織り込まれた金平糖が味わえます。
今は 桃と桜でしょうか。

春はいいね
けれど 春は おなかが減るね
金平糖のような 虫がいないかね・・(うぐいすのうた 室生犀星)

詩に触発されて金平糖を仕入れてみました。(東京では日本橋三越で手に入ります)
自分が楽しいので次回も季節のものを用意しようかなぁ

さて たくさんのご来場ありがとうございました。

ピアノの鳴りがいい状態でやりやすい空間でした。

お誘いいただいた 試聴室 さん ありがとうございました。

風邪がもっと早く治ると思ったのになぁ・・・
10日では治らなかった。。年かなぁ

花粉症で通常3月はライブはいずこもお断りしているのですが
試聴室さんは以前もご依頼いただいていて
何度も断っていると そのうち お話をいただけなるんではないかという
恐怖にかられ・・3月ライブ 恐る恐るお受けしましたが
終わってみれば やってよかった。
こんな酷い体調でも
なんとかなるという着地点を自分なりに見つけられたのが
大きな収穫でした。
ありがとう。聞いてくださったみなさま。

またお会いしましょう。

今のところ 次回ライブは毎年恒例 8月8日 渋谷ラストワルツ jazzy piano night vol.4 アヤコレ企画 第4弾です。
空けておいてね。



ポカポカ陽気に
入り口のねこちゃんはグゥグゥ
気持ちよさそうでした。

トリュフォーやりますよー


4/27-5/2 新橋文化劇場
今年のゴールデンウィークの入り口はトリュフォーとゴメス2本立てで決まり!

1961フランソワトリュフォー監督 突然炎のごとく(フランス題はジュールとジム)が
映画館上映されます。ジャンヌ・モロー主演の永遠の恋の物語。三角関係という複雑な心理状態をたくみに描きつつ一人の女性の魅力があますとこなく表現された不朽の名作。もう1本はポルトガルのミゲルゴメス監督の2012熱波。サイレント映画を意識した興味深い1作。1週間のみの上映です。おみのがしなく。

新橋文化劇場は都内でも珍しくなったフィルムで上映されている名画座です。
先日 俳優の竹中直人さんもいらしてこの懐かしい雰囲気を大絶賛されていました。

新橋のサラリーマンの憩いの場にもなっています。入る時間と上映終わりの時間が時計で表示されていて営業で外回り中のおじさんたちにやさしい心遣いがされています。

入館料1000円女性800円

ずーっといてもいいし昼寝しててもいいし上映の途中からでも入れます。

ぜひ足を運んでみてください。

tori kudo 新作入手

tori kudo 最新作 what if never speed?

what if never speed? john dowland 1603′

miss you ,my baby doll psssage from t.s.eliot 1922 収録

T・Sエリオットを歌う miss you ,my baby doll が お気に入り

so cute!

info
www.moremusic.co.jp

こいのぼり


子供たちとよく遊びに行く晴海ふ頭 

この日はえらい様子が違っていた。
いつもはひとっこひとりいやしないのに
この日はバスドラドスドス聞いた ハウス系の音楽イベントの真っ最中

絵に描いたように 東京の海を眺めながら
こいのぼりが泳いでいた。


この日は小金井公園の子供イベントのこいのぼり。
ちかごろは屋根より低いこいのぼりばっかりみかけるが
これはちゃんと屋根より高いやつだ!と子供たちは大喜び。

岡本太郎さんの大好きだったこいのぼり。

わかるなぁ

空に悠々と魚を泳がせてみようという発想がいいね。

こどもの日もすぎたけど
まだまだ終いたくないこいのぼり。

我が家はベランダでこいのぼりをささやかに飾っている。

♪ 屋根よーりーひーくーいーこいのーぼーりー

子供たちの間で定番化した歌が部屋中に響き渡る。

5/25(sunday) tsu ki no wa live来てね。

5/25 tsu ki no wa live

Gallery Septima
8年ぶりの再結成 立川ギャラリーセプチマにて
17:00~ad.2500yen 当日3000yen
spoonfulさんの食事、会場にて食べられます。

ご予約受付http://grainfield.net/tsukinowa140525/


五月晴れの日曜日 立川のgallery septima にて
tsu ki no wa のリハーサルに遊びに行ってきました。
かわいい1軒家の周りをくるりと気持ちのいい風が抜けていきます。
子供たちは遊び基地発見。走る走る。

5月の風に乗って ツキノワの懐かしい大好きなナンバー「帰らざる河」が聞こえてきて・・・。
もう 子供を放置したまま デッキにラグを敷いて昼寝したくなりました。


この時期はどこの庭にもバラが誇らしげに咲いています。

welcome!
今週末まで咲いててくれるといいな。


tsu ki no wa ファーストアルバム


2nd


これが3rd

私もコーラスで入っています。どれだっけ・・1と2かな

今週末 伝説のバンド?8年ぶりにツキノワが再稼動。
5/25 tsu ki no wa live
Gallery Septima 8年ぶりの再結成 立川ギャラリーセプチマにて
17:00~ad.2500yen 当日3000yen
spoonfulさんの食事、会場にて食べられます。

ご予約受付 http://t.co/IdLOYZnYhS http://t.co/NCB3LEqzTi

5/25 tsuki no wa live情報 cdジャーナルwebに掲載されています。

明日5/25 tsuki no wa live

CALMのアルバム『Ancient Future』にもボーカルとして参加していた文乃助の所属するバンドがこちらのTsuki No Waです。このアルバムは360°recordsからリリースしていたものが廃盤となりthink popから再発された1stアルバム。

Tsuki No Waの音楽には不思議な魅力がある。それは聴く者を惹きつけ、あたかも周囲の時間と空間を緩やかに歪ませそこから抜け出せなくなるような甘い罠でもあるのかもしれない。

FOLKやJAZZ、DUBなどを取り入れた無国籍なサウンドと独特の音の広がりを見せる音響処理、そしてその線上を伸びやかで甘く艶やかな歌声を持つ文乃助のボーカルが舞った時、辺りの光景はいつしかピントがずれたような世界に変わり、赤茶けた色彩を帯びた光景が眼前に広がる。

詩的な世界と共に日本的湿度を含んだ感覚がこの音楽の中には存在している。
それは地下から湧き上がった噎せ返るような湿った空気であり、まるで幻惑を見せられているかのように妖しく艶やかな魅力を持っているのである。
そしてその感覚がたまらなく魅力的であり僕はいつもズルズルとこの世界に引き込まてしまうのである。   

やはりコレはとびきり甘い罠だ。

                                       
(「宇宙の排泄物」2005,03,18より)
first album ninth elegy
1. On Mother’s Day
2. 夜明けのCoffee
3. 晴れのち雨
4. 月の重さ
5. 丘の上で
6. Festive in Borotanyo

2001にリリースされたアルバムへのコメント(web掲載されているものより転写させていただきました。)

5/25 tsu ki no wa live
Gallery Septima 8年ぶりの再結成 立川ギャラリーセプチマにて
17:00~ad.2500yen 当日3000yen
spoonfulさんの食事、会場にて食べられます。

ご予約受付 http://t.co/IdLOYZnYhS http://t.co/NCB3LEqzTi

5/25 tsuki no wa live情報 cdジャーナルwebに掲載されています。


本日(5/25) tsuki no wa 8年ぶり live @gallery septima 

AMEPHONEの手を離れ、初のセルフプロデュースとなった3rd。録音の面で前2作までとの差異は明らかだが、ゲストが大勢参加しており、各々の曲から受ける印象も、幾分か異なって感じられる。例えば、DJ クロックとの共演による「カナシミ イロ」などは、変則リズムを生かしたこれまでのTsuki No Waにはあまり見られない極めてエレクトロニックなタイプの曲だし、
大友良英の参加した「小麦畑」は、彼の弾く鋭い音色のギターが飛び交う、強烈なサイケデリック・チューンに仕上がって居る。前2作に見られたアコースティックな情趣は減退したが、歌のスケールは確実に広がった。より強く聴き手のイマジネーションを刺激する、アヴァンギャルドなフォークミュージック。熱に浮かされた頭に冷たい水を流し込む様な心地よさを秘めている。

これは2nd

様々なシーンより注目を浴びた1stアルバム「Ninth Elegy」からはや14ヵ月、Tsuki No Wa待望 の2ndアルバムは前作で試みられた編集・コラージュ・ゲストミュージシャンを排した4人のメンバーによる一発録り。AMEPHONE・秋山徹次との6ヵ月に渡るリハーサルと幾多のライブで培った大胆かつデリケートなアレンジメントにより、前作とは異なる生の手触りを感じさせるアルバムに仕上がっている。またジャケットを飾るドローイングはFUMINOSUKE自身が手掛け、一段と磨かれたその唄の世界と同様の魅力を放っている。

曲目 · · · · · ·

01 BREATH OF THE AIR
02 雨音
03 Ciccada Song
04 モンタギュー・ヴェローナ
05 たいくつな日に
06 真昼顔
07 帰らざる河
08 さらば涙と言おう

(いずれもコメントはwebに掲載されているものを転写させていただいたものです)

いよいよ本日!
たくさんのご予約ありがとうございます!

5/25 tsu ki no wa live
Gallery Septima 8年ぶりの再結成 立川ギャラリーセプチマにて
17:00~ad.2500yen 当日3000yen
spoonfulさんの食事、会場にて食べられます。

ご予約受付 http://t.co/IdLOYZnYhS http://t.co/NCB3LEqzTi

5/25 tsuki no wa live情報 cdジャーナルwebに掲載されています。

工藤冬里×アヤコレット×塚本真一

8/8curious 3 jazzy piano night  
アヤコレの独断と偏見に満ち満ちたこの企画へ
お問い合わせありがとうございます。
ご予約はこちらへlastwaltz@shiosai.com
お問い合わせはこちらまでお願いします。ayacollette721@yahoo.co.jp

今回で4年目になるアヤコレこだわりのピアノ企画。
スタイルもジャンルも背景も違う音楽家が
pianoという共通項のみで集まり、
全く違うそれぞれのパフォーマンスをする一夜。
やりたい放題、毎回tori kudoの予想を軽々と裏切るダイナミックな存在感も然ることながら
毎回お客様がよくついてきてくれるものだなぁと感心しつつ
暑いさなかに足を運んでいただき、大変ありがたく思っております。
年に1度の打ち上げ花火。また同じ時を共有できることを楽しみにしております。 アヤコレ 

curious 3 jazzy piano night  
工藤冬里×アヤコレット×塚本真一

8/8(fri)
last waltz

開場 18:30 開演 19:30
全席自由 ご予約 2,000 当日¥2,500(税込み ドリンク別)

メールでの予約はこちらまで、lastwaltz@shiosai.com
1.ご希望公演日時 2.お名前&フリガナ 3.人数 4.お電話番号
を送信下さい。折り返しこちらから確認のメールを送信致します。

ご予約お問い合わせ:ayacollette721@yahoo.co.jp

出演者プロフィール

工藤冬里(P) 音楽家・陶芸家

日本の実験音楽バンドMaher Shalal Hash Baz (マヘル・シャラル・ハシュ・バズ) 主催http://ja.wikipedia.org/wiki/Maher_Shalal_Hash_Baz
70年代より活動を始める。主な活動は菅波ゆり子(向島ゆり子)とのマシンガン・タンゴ、岩本清顕・吉原潤とのガイズンドールズ(Guys’n’Dolls)、コクシネル、スニッカーズ、Sweet Inspirations、Maher Shalal Hash Baz、TACO、野戦の月楽団、NOISE、Che-SHIZU、またプレイヤーとしての参加は、渚にて、PASTELSなど数多い。

強烈な存在感とキャッチーだが不思議な楽曲センスを持つ唯一無二の存在。

塚本真一トリオ  塚本真一(P)守屋拓之(cb)菅沼雄太(ds)

塚本真一(P)
高校卒業の春 金沢から上京。二十歳のころから音楽活動を開始。
穏やかな表情を湛えたバラード曲やスピーディーでアグレッシブな即興演奏が魅力。
音楽に対する真摯な姿勢はリスナーを刺激する。
コントラバスの守屋拓之 ドラムの菅沼雄太と共に3人で生み出す
バランスがよく心地のいいサウンドもこのトリオの魅力

塚本真一trio, the time steppers ,TAM TAM楽団(yala yala),
amephone’s attc, trial productionなどで活動中

アヤコレット(P)http://www.h5.dion.ne.jp/~ayacol/
前衛POPとも評されるそのピアノ演奏と歌で、クラシックやジャズまたは現代音楽など多様なジャンルの音楽から受けた影響を、詩人や絵本などの言葉たちにのせて、軽やかにアヤコレ流ポップスとして昇華させていく。 1994年に渡仏。帰国後2004年『Aya Collette LIVE!!』『アヤコレッピアン。』amephoneプロデュース「The Classical Alubum Of Collette 」などのアルバムを発売している。

前衛popの名付け親 前衛血球 副島輝人さん 

音楽評論家 7/12 副島輝人さんが逝去された 83歳

ayacollette live!!というアヤコレットの初アルバムを気に入ってライナーを寄せてくださったことからご縁がありドイツの音楽祭などにも何度か連れて行っていただいた。
お宅にも呼んでいただき 膨大な数のレコードからこれはきっと聴いたことないでしょう・・
こういう飲みのときにあうんだ。と・・メシも喉通らないほど恐ろしい緊張感のフリージャズが出てくるのかとおもいきや南里文雄さんの穏やかなトランペットのアルバムがでてきて拍子抜けするやら・・演歌も聴くよ 普段はね。
とかいいながら奥さんが用意してくれた豪華な海鮮鍋をつつきながら 自慢の手料理をふるってくれた。これ、意外といけるのよ、と もやしと桜海老をカレー味で炒めた簡単自慢料理を作ってくれたことを思い出す。

副島さんがアヤコレットの音楽は印象派のモネの絵のようだね。
なんだかもやっとしたところが魅力なんだな。
僕なりに前衛popって名づけよう。って思うんだけどいいかい?って言い出してくれたおかげで今ではプロフィールの最初の常套句のようになっているが
そもそもの始まりは副島さんの一言だった。

彼がこんなにも潔い言葉を残して逝ってしまった。

こんなかっこいい生き方 そうできるもんじゃない。

副島輝人さん 大好きでした。
お会いできたことに感謝。何よりもその生き方、
揺るがない信念を持った真っ当な生き方に私も恥じないように
今後の人生の指針にしたいとおもいます。ありがとうございました。 アヤコレット

副島輝人さん
辞世の文

引っ越しをすることになった。諸々の事情があって、あまり人には話していなかったが、もう間もなくのことになるだろう。移転先は決まっている。京都府・宇治市。JR奈良線の快速では、京都から18分、奈良からは30分のところ。宇治駅前からタクシーに乗り、清流宇治川を左手に見ながら、それを遡るように山に入って10分程、なだらかな緑の丘があってそこが天が瀬の公園である。J 区 92番地と云えば、門を守る人が案内してくれるだろう。

 とても小さな家だ。究極の美意識を持った千利休があらゆる無駄を削ぎ落として創った茶室に倣った訳でもないが、極小空間である。この狭い畳敷きの部屋に幅4尺高さ5段の本棚を1基据えて、オーディオアンプと小型スピーカー、諸プレイヤーとモニターがあればそれで十分。それに読み書きするのに小机一卓。後は私と(後始末の為に少し遅れて来る) 女房の布団2枚並べて敷けば、もう余地はない。

 本棚の下2段には、LP, CD, テープ等の諸音源類をいれる。恐らく三分の二はジャズであって、他にクラシック、現代音楽、邦楽、演歌等などだろうけれど、詳細は目下考慮中。上の三段を占めるだろう書籍の選択にも苦労している。一段40冊としてざっと120冊なら、現在の我が家にあるものの八分の一程度。捨てるには惜しいものばかりだ。しかし、厳選してみる。その鍵は、再読、再再読にも新たな対応をしてくれる書籍ということだ。

 とりあえずは好きな作家から。福永武彦の「海市」他1~2冊、中上健次「異族」「軽蔑」、井上靖「本覚坊遺文」、高橋和己「邪宗門」、澁澤龍彦「高丘親王航海記」、塚本邦雄「幻想紀行」「連弾」「世紀末伝書」、吉岡実「サフラン摘み」、吉増剛造は何を選ぼうか。「宇治拾遺物語」と「源氏物語・宇治十帖」はもちろんのこと、それに自著3冊等など。更には前回Facebookに記した「私の批評家たち」に挙げた評論集の他に、牧野和春の優れたエッセー「櫻の精神史」、久保田展弘の「山岳霊場巡礼」、海野弘の見事な都市論「ペテルブルグ浮上」なども、置いては行けない。

 海外ものとしては、グレアム・グリーン「事件の核心」、レイ・ブラッドベー「火星年代記」、ウィリアム・フォークナー「野生の棕櫚」「響きと怒り」「八月の光」、E・T・A・ホフマンの「黄金の壷」、それにどうしてもアラン・ロブグリエ「消しゴム」、ミッシェル・ビュトール「心がわり」「時間割」、ナタリー・サロート「プラネタリウム」などフランスのアンチロマン派のものが多くなってしまう。詩人としては、ディラン・トーマス、E・E・カミングス辺りが好きなのだ。これに現代美術の画集、写真集を加える。

 これらの本を読み返す読書三昧なら結構楽しいだろう。活字に読み疲れたら、当地宇治茶の老舗中村藤吉で仕入れた抹茶を日に二、三服、私の好きな黒楽の茶碗で点てながらフリージャズを聴く。食事は基本的には粗食とするが、時には宇治川での鵜飼いで採れた鮎、京都特有の鱧料理、秋の味覚松茸、更には近江牛のヒレステーキともなれば、取って置きの高級焼酎「森伊蔵」の蓋を開けてチビチビと舐めながらの晩飯となる。
 これは妄想なのか、現実なのか。

 ならば此処に、葛飾北斎の辞世の句に習って書いておこう。
 「人魂で行く気散じは奈良京都」と。

世界フリージャズ記 著 


昨夜 副島輝人さんのお通夜に行ってきました。
ずいぶん遅れていったのだけど
大勢の人が残って歓談されていました。

その面々のすごいこと。
副島さんが関わってきたミュージシャンが
多数つめかけていらっしゃいました。

渋さの不破さんをはじめ
大友良英さん 巻上公一さん 灰野敬二さん 梅津和時さん 秋山徹次さん・・・
名前を挙げていけば みなさん 日本を代表する大御所ばかり

その大御所の才能を見出してこられたのが
誰あろう 副島さんであり

会場には佐藤允彦さんと富樫さんの音源がかかっていて
(たぶん副島さんがお気に入りだったのではと思われる。その音のすばらしさもあいまって
副島さんの遺影を見ながら胸がいっぱいになってきてしまった)
偶然にも お葬式の今日はピットインで佐藤允彦さんのライブがあって
仕込まれたような偶然に驚きをかくせない。

大好きな副島さんの奥様にご挨拶をする。
大勢のお客様と会話をされて
ようやく今から食事をしようとされていたのだけれど
どうしてもお声が聴きたくて お話をさせていただいた。
ニコニコと迎えてくださった奥様の笑顔が
副島さんとほんとうによく似ていて 夫婦という名前の同士のように
お二人は一緒に人生を歩んでこられたことが その表情に刻まれていた。

彼女は時に僕より辛辣な批評家なんだよ

って副島さんがおっしゃってたことを思い出す。

本日 四谷たちばな会館 12:00~副島輝人さんのご葬儀です。
参列の方はJR信濃町から徒歩7分です。

2013に青土社から出版された最後の著書
世界フリージャズ記 副島輝人 著

5才の試練

長男の手術が無事終わりほっとして退院。2泊3日の簡単な手術とはいえT女子大の麻酔事件もあったばかりだし 全身麻酔ときいただけで親としては不安がぬぐえなかった。麻酔科の医師からプロポフォールは一般的によく使う薬で連続して使わなければとても有効な薬だと説明を受ける。素人は はぁ そうですか。というしかなく いい医者と出会えるかどうかはその子の運にかかってるなぁと半ば神に祈るような気持ちで説明を聞いていた。

すべて終わってしまえば彼はとてもいい女医さんに出会ってきちんとオペをしてもらって感謝感謝よかったよかったということになるのだが・・・ 
それ以外にも深く心に残ったこと。

初めて宿泊した小児病棟というところは 小さい身体に難病を抱えて病気と戦っている子供達がたくさんいる。改めて目の当たりにするとほんとうに切ない気持ちになる。がんばれーとしかかける言葉がみつからないが それぞれに課題を抱えて人間は生まれてくるらしいから 病棟の子供達はそれぞれの人生を一生懸命生きているということになるのだ。

我が息子も5歳の試練を前にしてオペ室入る直前に
「やっぱり今日は手術しないことにします。」って
医師にはっきり宣言し、しまいには 最後のあがきをして薬を飲まないと抵抗しつつ
強引にベットに乗せられて手術室に運ばれていく姿を親はただ立ち尽くしてみているしかなかったのだが 本人も親も初めての試練であった。
点滴やら麻酔やら 小さい子供にとって初体験のことばかり。
さぞかし 恐怖体験だったであろう。

「今日はもう十分がんばったからこれ以上はがんばらないんだっ」と
看護師が病室に持ってきた術後の飲み薬を拒否した気持ちもよくわかる。

けれどいいこともあった。
出される食事以外は一切食べてはいけないため
病棟で出されたカリフラワーの酢ものやら温野菜やは
普段なら卒倒しそうな野菜のメニューを野菜嫌いの彼が残さず食べたのが笑えた。
ご飯粒も一粒だって残さない。
終わりよければすべてよし。

病院は健康のありがたさを思い知らされる
たまに行くならすごくありがたいところでした。

工藤冬里(ピアノ)×アヤコレット(ピアノ)×塚本真一(ピアノ)

いよいよ明日!curious 3 jazzy piano night vol.4 
8/8(fri)last waltz
工藤冬里×アヤコレット×塚本真一

ご予約ありがとうございます。いよいよ明日です!

アヤコレが年に1度だけ
独断と偏見でピアノにこだわって開催するピアノナイト。
毎年駆けつけてくださるお客様 ありがとうございます。
おかげさまでもう4回目。
今年もやります。真夏の夜にピアノピアノピアノ

今年は何が飛び出すか?工藤冬里

横顔涼しく 演奏熱く・・ 塚本真一トリオ

好きなことしかやらないぞ! アヤコレット

全く違う三者三様のピアノ世界を楽しんでください。

8/8(fri)
last waltz

開場 18:30 開演 19:30
全席自由 ご予約 2,000 当日¥2,500(税込み ドリンク別)

メールでの予約はこちらまで、lastwaltz@shiosai.com
1.ご希望公演日時 2.お名前&フリガナ 3.人数 4.お電話番号
を送信下さい。折り返しこちらから確認のメールを送信致します。

ご予約お問い合わせ:ayacollette721@yahoo.co.jp

出演者プロフィール

工藤冬里(P) 音楽家・陶芸家
日本の実験音楽バンドMaher Shalal Hash Baz (マヘル・シャラル・ハシュ・バズ) 主催http://ja.wikipedia.org/wiki/Maher_Shalal_Hash_Baz
70年代より活動を始める。主な活動は菅波ゆり子(向島ゆり子)とのマシンガン・タンゴ、岩本清顕・吉原潤とのガイズンドールズ(Guys’n’Dolls)、コクシネル、スニッカーズ、Sweet Inspirations、Maher Shalal Hash Baz、TACO、野戦の月楽団、NOISE、Che-SHIZU、またプレイヤーとしての参加は、渚にて、PASTELSなど数多い。

強烈な存在感とキャッチーだが不思議な楽曲センスを持つ唯一無二の存在。

塚本真一トリオ  塚本真一(P)守屋拓之(cb)菅沼雄太(ds)

塚本真一(P)
高校卒業の春 金沢から上京。二十歳のころから音楽活動を開始。
穏やかな表情を湛えたバラード曲やスピーディーでアグレッシブな即興演奏が魅力。
音楽に対する真摯な姿勢はリスナーを刺激する。
コントラバスの守屋拓之 ドラムの菅沼雄太と共に3人で生み出す
バランスがよく心地のいいサウンドもこのトリオの魅力

塚本真一trio, the time steppers ,TAM TAM楽団(yala yala),
amephone’s attc, trial productionなどで活動中

守屋拓之(cb)
菅沼雄太(ds)

アヤコレット(P)

前衛POPとも評されるそのピアノ演奏と歌で、クラシックやジャズまたは現代音楽など多様なジャンルの音楽から受けた影響を、詩人や絵本などの言葉たちにのせて、軽やかにアヤコレ流ポップスとして昇華させていく。 1994年に渡仏。帰国後2004年『Aya Collette LIVE!!』『アヤコレッピアン。』amephoneプロデュース「The Classical Alubum Of Collette 」などのアルバムを発売している。

8/8[the ninth article of ・・・

私には2人の男の子がいます。まだ10歳にも満たない幼い存在。

彼らと触れ合っている平凡な日常の中で
この国だけでなく 世界中の人類の歴史の中で 
息子を戦場に送り出してきた母親の気持ちを想像してみます。

絶えることなく人間の歴史の中で続いてきた国と国
人と人との争い事は そのまま人類の歴史を描き続け
教科書の中だけでなく、今も争いの歴史は脈々と続いています。

人は賢く進化しない 

それぞれが正当性を主張し

殺しあい、奪い合うことをやめない 

それはやっぱり人間だからなのかな。

むなしくなるような自問自答に さいなまれながら

それでも

一番近くにいる人達に 

自分ができることはないか 探しながら生きていけたらと思います。

i wish i know how it feel to be free song written by Billy Taylor and Dick Dallas

自由であるってどんな気分なんだろう
私を縛っているこの鎖を壊せたらなぁ
言いたいことを、大きな声ではっきりと
世界中に聞こえるように言えたらなぁ

心にある愛を分かち合えて、
私たちを隔てている境界を取り除くことができたなら
自分であるってことがどんな意味なのかわかればなぁ
きっと君も賛成してくれるよね、すべての人が自由なんだったってことに

与えたいものを自由に与えることができたなら
行きたいように生きることができたなら
やりたいことを全部することができるなら
もう私は賞味期限切れだけど全てを新しくやり直すよ

空の鳥のようであったなら、
空を飛べたらどんなに素晴らしいことだろう
あの太陽まで高く空を飛び、この海を高くから見下ろし
自由な感じが分かったって歌うことだろう 

(訳が良かったので web ゴスペルな日々より引用させていただきました)

I wish I knew how it would feel to be free
I wish I could break all the chains holding me
I wish I could say all the things that I should say
Say ‘em loud, say ‘em clear
For the whole round world to hear.

I wish I could share all the love that’s in my heart
Remove all the bars that keep us apart
I wish you could know what it means to be me
Then you’d see and agree
That every man should be free.

I wish I could give all I’m longing to give
I wish I could live like I’m longing to live
I wish that I could do all the things that I can do
Though I’m way overdue I’d be starting anew.

Well I wish I could be like a bird in the sky
How sweet it would be if I found I could fly
Oh I’d soar to the sun and look down at the sea
And I’d sing cos I’d know that
And I’d sing cos I’d know that
And I’d sing cos I’d know that
I’d know how it feels to be free

ロングイエローロード


私の愛聴盤 toshiko akiyoshi torio

一日に4時間 自分の時間を確保するのはなかなかできそうでできないことだ。

先日グレイトミュージシャン 尊敬する秋吉敏子さんを取材したものをTVで見た。
84才にして現役バリバリのジャズミュージシャンであり、毎日4・5時間のプラクティス!はかかさない。バレリーナと同じでピアニストも毎日鍵盤を押しておかないと、筋肉はすぐに衰えるから。というのが偉大なるお方の意見。そうそう、練習は時間じゃないのよ、中身なの。と自分に言い訳をして近頃練習の時間がどんどん短くなってきていた自分を戒め、さぁ偉大なるミュージシャンに当てられて 練習するぞーと思った矢先、子供たちが「腹減ったぁ・・」というので冷やしうどんをつくり慌てて薬味のネギを刻んでた時 ぐっさぁり・・・左手の爪と指をブスリと切り込んでしまい。たらぁり血が止まらない。結局 まともにピアノ練習が再開できるようになったのはそれから2週間後というありさま。偉大な人の真似は出鼻からくじかれたが、それでも努力を続けることは何よりも大事。と彼女に諭された。

you can’t win your life ,but you can try.

我々はいつもちゃんとできない。人生に勝つ事はできない。けれど努力し続けることはできる。

アメリカでよく言われている言葉らしいが すばらしい言葉だ。

実らなくても腐らない。自分を信じて努力を続ける。そこに目指す世界があると信じて。

朝2時間 夕方2時間 プラクティス。ロングイエローロード
なんとか確保するために試行錯誤の日々。

高橋悠治さんのミントタブレット


11/24 月曜 祝日 試聴室『神保町』ライブ」

こちらのピアノは高橋悠治さんがイベントをされるときに導入されたもので12月に返却されることとなり、その前にライブのお話をいただきました。

高橋悠治さんと言えば学生時代にライブによく行きました。実験的なイベントでそのときは新宿のどこかのお寺でやられていたのですが 彼の私物を並べているコーナーがありそれも音を出すものとして使っていたと思うのですがその中に アルミのケースに入ったミントタブレットがあり なにを思ったか その時にわたしはそのフリスクのようなミントタブレットのケースを勝手に開けて1粒食べてしまいました。あれはどういう心理状況でしょうか。高橋悠治さんを尊敬するあまり彼の私物を食べてしまおうと思ったのか。今も忘れられない恥ずかしい出来事です。高橋悠治さんは その時 変な顔をして私の顔を見ていたのが忘れられない。あの時はごめんなさい 高橋悠治さん。

ということで 何はともあれお昼のライブ予定です。
休日の午後 名残おしいピアノの音色を聴きにきてください。

詳細はのちほど。

未来のだるまちゃんへ


先週 図書館で加古里子さんのインタビュー記事をみつけた。
この人の作品がどうして子供達をひきつけるのか いつも興味があった。
80をとっくに過ぎてもなお現役で書き続けている。左目の視力はほぼ失われているというのに

すごい情熱だ。

この世界は どんなふうにできているのか

そして 人々はそこでどうやって生きているのか

その理解を手助けするために

先に生まれて失敗などしてきた先験者として

僕なりにまとめた見取り図を手渡してやること

それこそが僕が絵本を通して子供達に伝えたいと

思ってきたことでもあるのです。 加古里子

失敗などしてきた先験者として

というのが なるほど たしかにと納得にいたるところ。

だるまちゃんのお話には必ず何かに失敗・・・困った困った。と登場人物が

考えるシーンがあったように思う。

絵本を読んでもらいながら

子供が心の中で一緒になって 困った困った。・・と、しばしば考えていたんだと

今頃になって気づかされた。

失敗する→ 困った困った。→何とか苦心の末、壁を乗り越える の繰り返しが

人々の生き様なんだと

そうだ、とにかく人間は失敗ばかりしているものなのだ。

困った末に何とか頑張って 今度は同じ失敗をしないぞと心に留めながら

日々を生きている

当たり前のことですが 

だるまちゃんが教えてくれています。


生きていくというのは本当はとてもうんと面白いこと、楽しいことです。
もう、何も信じられないと打ちひしがれていた時に
僕はそれを子供達から教わりました。
だから僕は子供達には生きることをうんと喜んでいてほしい。
この世界に対して目を見開いてそれをきちんと理解して面白がって欲しい
加古 里子

明るい部屋 la chamble claire at 試聴室 神保町

その写真はずいぶん昔のものだった。厚紙で表装されていたが、角がすり切れ、うすいセピア色に変色していて、幼い子供が二人ぼんやりと写っていた。ガラス張りの天井をした「温室」のなかの小さな木の橋のたもとに、二人は並んで立っていた。    ーロラン・バルト「明るい部屋」

明日13;30~la chamble claire 明るい部屋 試聴室(神保町)にて

アヤコレット(piano/vocal) 池間由布子(g/vocal)

ジョンケージのプリペイドピアノのための作品を収録したアルバムを聴いて以来大好きになった高橋悠治さんのピアノが鎮座しているのは12月までということで試聴室(神保町)のピアノを弾くのを密かに楽しみにしていたライブ。ピアノの名手にあやかって 美しい音色が出せたらいいなぁ。

明日の13:30   午後の陽射しがポカポカ温かい時間に試聴室にてお会いしましょう。

ジョンケージ プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード 
高橋悠治

12/7 故郷 愛媛 今治でライブ


キラキラ クリスタルバリィさんが今治で待っている。
12/7に 愛媛の今治国際ホテル クリスタルの間で久々にライブです。(完全予約制・お問い合わせ 今治国際ホテル1F 中村真珠店まで)前回は長男が1歳か2歳くらいだったから4・5年ぶりか。

なんと前日に郷ひろみクリスマスディナーショウが同じ広間であるので
郷さんの熱いパワーをもらって楽しくやろう。(そういえば、前回は前日に加山雄三さんがディナーショウで弾いたピアノだったな。みなさん12月は稼ぎ時ですね)

亡き母は かつてこの会場で郷ひろみさんのディナーショウに行ってハグしてもらい
もう、死んでもいいーって思ったわぁ そりゃぁもうかっこよかったのよー。と
少女のような表情をして言っていた。
60代の元少女のハートに火をつける郷さんの色気はさすがです。

今治のみなさん。久々にお会いするの楽しみにしています。

第7回 花の街 クリスマスコンサート

12/14(日) 13:30~花の街 アヤコレット クリスマスコンサート vol.7
¥1200円(おいしいシュトーレンとお茶付)
はやいなぁ もうクリスマスか・・
なんだかんだでもう7回目。毎年大好評のシュトレン付クリスマスコンサート今年もやりますよー 今年も生きててよかったね。と 元気な皆様にお会いしたい。
会場 花の街 (杉並区下井草4-28-12)西武新宿線 井荻駅徒歩4分 JR荻窪駅・西荻窪駅から井荻行き下車。お問い合わせ090 1853 8265 
主催 npo法人 チームイーグレット



キャーッチ!

今治 に

故郷でライブ!

今治国際ホテルにて12/7 久々にコンサートやらせていただきました。(主催 中村真珠)
バリーさんがお出迎え!

たわわに実ったみかん山、瀬戸内海のおだやかな海、今治の風も匂いも言葉もすべてが懐かしくて体中の関節がゆるゆるになってきます。


以前に聴いていただいた方も 初めてお会いした方も 
みなさん、お会いできてうれしかった。
また帰ってきます。
いつの日か 昔、ピアノの発表会で初舞台を踏んだ
今治公会堂でコンサートをやりたい。と心に決めて。

ほんの1日の滞在でしたが
今治の友人 タケダさんに教えてもらった
今治の老舗ジャズ喫茶 jugに初来店。
今治出身のトランペッター近藤等則さんもオランダから
帰郷されるとよく立ち寄られるという。

レイブライアントもジミーライオンスミスも聴きたかったが
最近一番好きな秋吉敏子さんの1960年代のレア版をきかせてもらう。
彼女からいっぱい吸収したいものがありすぎて
つい、お尻が椅子から離れなくなる。ララバイオブトシコ/すみえ/・・・
・・・
私が高校生のころからあったというから
この店の存在を知っていたら、通いつめていただろうなぁ


元ジャズドラマーの店主久米さんとパチリ。昔は今治にもジャズホールが
何軒もあったんだって。映画館だってたくさんあったものね。いい時代だな。

ジャケごと打ちぬかれた昔の輸入盤 検閲の穴
レイブライアントのあごが打ち抜かれています。

いっぱい聞かせてくれてありがとう。久米さん。
また立ち寄ります。